4月30日、昨晩
2010年 05月 01日
4月最後の夜、あるイベントに参加した。
それは、NHKの「熱中時間」でスタジオセットのデザイン画を担当しているミヤケンが、主宰したイベントです。
今年の11月から、彼はケニアに行く。
ケニアのキベラというスラムにある、マゴソスクールという貧困児童のための寺子屋スクールに行き、そこに絵を描くためだ。
既に2度目だという、
昨夜のイベントは、ケニア在住で、マゴソスクールを運営し、そこで起こった色々な事を発信している早川千晶さんのトークとカリンバ奏者の近藤ヒロミさんのライブ、
そのトーク&ライブの間にミヤケンが即興でペインティング!
まず、早川さんの話でビックリしたのは、
日本のテレビで伝えられるスラムの暮らしは、生死のギリギリで生きる、とても辛い映像が多いが、
勿論、それも事実だと思うが、
その厳しい生活の中から生まれる、少しのHappyな話。
彼女が写した子供達の笑顔、
やたら青い空の色と、原色の民族衣装、そして大きく見開いた瞳、
凄く希望に満ちていた、
確かに暗い現実もある、例えば、ストリートチルドレン達は、皆小さなビンを持っている、中にはシンナーが入っていて、ずうっと吸っている、
空腹や、今まで受けてきた虐待、とにかく嫌な事、現実から遠ざかる為に意識を飛ばすらしい。
家族がいない孤児達の学校がマゴソスクールだ。
そこで暮らす子供達から歌が生まれた。
まさに、生きるための歌。
自分を伝えるための歌。
強い!
そこには、希望と生命力がある、
そして、早川千晶さんが語るのは、彼らから、生きる意味を教えてもらった。
マゴソスクールを立ち上げた、ケニア人女性リリアン、このスクールに仲間入りする為に歌ったトニー、
虐待され、血だらけで声も出なかった子供も、一緒に歌っている。
彼らは、このスクールを立ち上げる為に、世界に伝えるために、この世の中に生まれて来たのかとも思えるほどだ。
気持ち良い春の夜長、
いっぱいCDを買いました。
せめてその希望の魂を色々な人に聞いてもらいたかったので…。
素晴らしいイベントでした。
AMW 黒田
by artmusicworks
| 2010-05-01 22:00